2024年版｜積水ハウスの坪単価はいくら？必要な年収や35坪・40坪の建築実例もご紹介！

テレビCMでおなじみの積水ハウスは、ハウスメーカーに詳しくない人でもその名前が知れ渡っているほど有名です。

しかし、名前は知っているけれどどのくらいの予算でどんな家が建てられるのか、積水ハウスの詳細について分からないという人は多いはずです。

大手ハウスメーカーであることから、たくさんの予算がなければ家を建てられないのでは、という固定概念を抱いてるケースも。

本記事では積水ハウスの坪単価や年収の目安をご紹介。

建築実例を見て、自分自身の予算と照らし合わせながら、どんな家が建てられるのかをイメージを膨らませていきましょう。

これから家づくりを始める人、積水ハウスの価格帯を知りたい人は必見の内容ですよ。

2024年版｜積水ハウスの坪単価

積水ハウスに対してハイグレードなイメージを抱いている人は多いですが、実際の坪単価はいくらなのでしょうか。

2024年度の積水ハウスの坪単価はおよそ55万円～100万円ほどだといわれています。

大手ハウスメーカーの坪単価は70万円以上であるケースが一般的ですが、実は坪単価55万円～の家づくりが可能なのです。

とはいえ100万円近い坪単価の建築実例も存在するので、どういった理由でここまで幅があるのでしょうか。

積水ハウスの坪単価のさらなる詳細や実際の家づくりにかかる総額例、年収の目安をご紹介していきます。

積水ハウスの坪単価平均は55.7万円〜94.5万円

積水ハウスの建築実例をもとに坪単価平均を細かくみていくと55.7万円～94.5万円という結果に。

これを坪数に当てはめて計算してみると、建物本体の価格は以下のようになることが予想されます。

住宅の坪数	本体価格
30坪	1671万円～2835万円
35坪	2000万円～3307万円
40坪	2228万円～3780万円
45坪	2507万円～4253万円
50坪	2785万円～4725万円

実際には、上記の本体価格に付帯工事費や諸費用が加わるので、総額は本体価格の1.3倍が目安になります。

最低坪単価の55.7万円では建物本体費用が2000万円を切る坪数もあるのは驚きです。

積水ハウスの坪単価に大きく幅があるのは、商品ラインナップの多さが理由にあがります。

ハイグレード商品からコストを抑えた商品まで、家づくりの幅広い要望に応えられるのが積水ハウスの魅力の1つだといえるでしょう。

ただ、政府が調査を実施した2022年度の「建築着工統計調査」によると、鉄骨造り住宅などを指す非木造住宅の坪単価は全国平均で64.46万円であることが分かりました。

積水ハウスはこの全国平均を上回った坪単価であることから、やはり家づくり全体のグレードとしては高いハウスメーカーだといえます。

積水ハウスで35坪の家を建てた場合の総額(土地なし)

前述では坪単価をもとに建物本体価格を簡単に割り出しましたが、具体的な総額の目安が気になるところです。

土地の値段を省いて、積水ハウスで35坪の家を建てるケースの総額を計算してみましょう。

費用	坪単価55.7万円	坪単価97.5万円
建物本体価格	2000万円	3307万円
付帯工事費＋諸費用	600万円	992万円
総額	2600万円	4299万円

一般的に家づくりの総額は、建物の本体価格の1.3倍ほどが目安だといわれています。

1.3倍の理由は、建築費とは別に、付帯工事や設計、各種手続きなどの費用が加算されるためです。

今回は35坪×坪単価で算出された本体価格に、付帯工事と諸費用をプラスするために1.3倍して総額を計算。

あくまでも目安ですが、積水ハウスで35坪の家を建てる場合は2600万円～4299万円+土地代がかかることが予想されます。

希望する商品によって総額に差がでますが、積水ハウスでは坪単価が100万円以上となるケースも少なくありません。

また、住宅設備のオプション採用数や外構にいくらかかるのかによっても、家づくりの総額が左右されます。

住みやすさや機能性などにこだわった家づくりを希望する場合は、4000万円以上の予算があると良さそうです。

積水ハウスで建てるには年収いくら必要？

住宅ローンの借入額は、年収の約5倍～7倍が無理なく返済できる理想的な目安だといわれています。

積水ハウスで家を建てるケースでは、2022年度の建物の平均単価が4600万円であることがわかっています。

4600万円家を建てる場合、年収の約5倍～7倍に収まることを考えて計算すると、積水ハウスで家を建てる際の年収は約657万円～920万円が目安です。

この結果から、求められる必要年収は高めだといえるでしょう。

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積水ハウスの建築実例7選

どんな家にどのくらいの費用がかかるのか、積水ハウスの家づくりをより明確にするために、以下7つの建築実例をご紹介していきます。

坪数における価格帯や外観と間取りのイメージがしやすくなるはずです。

積水ハウスで実現できる家づくりの目安として、ぜひ参考にしてください。

【4500〜4999万円】42.3坪の建築実例

42.3坪の木造2階建て住宅の建築実例をご紹介します。

4500万円～4999万円の建物本体価格で、坪単価にすると約106万円～118万円が目安です。

○外観

○リビング

○玄関ホール

重厚感を感じる外観はオリジナル外壁のベルバーンを採用。

切妻屋根に焦げ茶色の外壁がマッチしており、周りの豊かな植栽がそのデザイン性を引き立てています。

25帖のLDKは圧迫感のないシースルー階段と6帖の吹き抜け、フルフラットの窓でウッドデッキとの一体感を出すことで広々とした空間に。

大きな窓を採用しているので家全体が明るくなり、閉塞感を全く感じさせません。

まるでホテルのエントランスのような玄関ホールには、品のあるタイル壁を参考にしたアクセントを採用しています。

さらに、温かみのある照明にすることで高級感あふれる演出に。

住宅とは思えないほどの落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりとした気持ちで暮らせそうです。

【5000万円代】43.2坪の建築実例

5000万円代で建てた、43.2坪鉄骨造りの2階建て住宅です。

○外観

○リビング

○キッチン

近い色味で合わせたツートンの外壁は、積水ハウスのオリジナル外壁であるダインコンクリートです。

無駄のないスタイリッシュな外観は、洗濯物が外から見えないように一部壁を高くしています。

外から見える生活感をなくして家の外観を損なわない工夫が感じられます。

約23帖の家族が集まるLDKは、明るい色味の床が温もり感を演出。

庭のタイルデッキとの間には段差がないフルフラットサッシを採用しており、開放感が抜群です。

LDKの一角に設けたペットスペースには愛犬が外の景色を楽しめるようにと小窓を設置。

汚れやすいことを考慮して、壁は汚れをはじくキッチンパネルにしているそうです。

キッチンは家事動線が楽になるように横にダイニングスペースを設けています。

下がり天井と間接照明の効果でシンプルになりがちなキッチンもおしゃれに。

デザイン性と家事動線、ペットとの暮らしなど、叶えたいことをたくさん詰め込んだ素敵な住まいが完成しています。

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【5000〜5500万円】61.1坪の建築実例

5000万円～5500万円の予算で建てた61.1坪の鉄骨2階建て住宅です。

○外観

○リビング

○洗面所

縦格子のアクセントと緑たっぷりの外観がモデルハウスを彷彿とさせる二世帯住宅です。

1階の親世帯LDKはシックなテイストが美しく、2m74cmの天井高と大きな窓が空間を広くみせています。

二世帯共用のアイランドキッチンは、収納をたっぷり設けたことで二世帯で使っても使い勝手が良いでしょう。

下がり天井と間接照明が、シックなお部屋の雰囲気にしっかりと馴染んでいておしゃれです。

1階親世帯の洗面所は、LDKのシックなテイストとばっちり合ったホテルライクな仕様に。

浴室の暖色照明の効果も相まって、高級感あふれる素敵な雰囲気が漂っています。

二世帯住宅としての生活のしやすさも考慮しつつ、デザイン性にも抜かりがない思わず自慢したくなるような住宅です。

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30坪の平家(和モダン)の外観・間取り

和モダンなデザインが目を引く30坪の木造平屋のご紹介です。

○外観

○1階間取り・小屋裏階

日本家屋を参考にしたという落ち着いた和の雰囲気が漂う平屋。

家族がリビングに集まって過ごせるようにと、個室よりもLDKの在り方にこだわったそうです。

中央にLDKを広く配置し、外のデッキと段差がないフラットな状態でつなげることで、視界が大きく広がるように設計されています。

LDKの奥に壁付けにしたキッチンは、圧迫感が少ないのがポイント。

パントリーとファミリークローゼットのほかに、ロフトを設けているので大きな物の収納場所にも困りません。

必ずLDKで顔を合わせて会話ができる、家族のつながりを感じられる平屋住宅です。

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約35坪の2階建てナチュラル系の外観・間取り

約35坪のナチュラルテイストが素敵な木造2階建ての建築実例です。

○外観

○1階間取り

○2階間取り

ナチュラルな色合いが可愛らしいボックス型の外観は、背の高い天然木のウッドフェンスが良いアクセントになっています。

1階のLDK半分は床を下げて畳敷きのリビングにし、壁沿いに造り付けのベンチソファを設置。

畳でくつろぐのも良し、ソファに座ってのんびりするも良しなゆったりとした居心地の良い空間に仕上がっています。

ソファベンチと階段上部の小さな吹き抜け部分には窓があるので、上からのやわらかな光がリビングに差し込みます。

玄関とパントリーがつながっているため、買い物帰りの荷物をそのまま置くことができる便利な動線です。

2階にある浴室とランドリールームは、洗濯物の干す作業と畳んでしまう作業が1か所で済むように動線を工夫。

くつろげる空間の演出と家事が楽になるように考えられた動線が魅力的な住宅です。

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約40坪の2階建てZEH住宅の外観・間取り

約40坪の木造2階建てZEH住宅のご紹介です。

○外観

○1階間取り

○2階間取り

ホワイトの外壁に両側の木製格子が良く映える、片流れの屋根がおしゃれな住宅です。

収納をたくさん設けたいという希望に沿って、1階の階段下には収納可能なベンチと吊り戸棚を設置。

2階にも納戸とファミリークローゼットがあるので収納力は抜群です。

玄関ホールには手洗い場があるため、帰宅後すぐに手を洗えて衛生的。

さらに玄関から土間収納を通ってそのまま浴室まで行けるので、子供たちが泥だらけで帰ってきても安心です。

大人も子供も暮らしやすい動線を採用した間取りで快適に暮らせるでしょう。

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約40坪の2階建て和モダンの外観・間取り

約40坪の和モダンな雰囲気の鉄骨2階建て住宅のご紹介です。

○外観

○1階間取り

○2階間取り

白い外壁に大きな植栽が印象的なスタイリッシュな住宅です。

LDKを広くとった1階は、大きな窓と段差がないフラットサッシのおかげで、ウッドデッキまでもがリビングのように感じてしまうような開放感に。

キッチンの背面は大容量の収納スペースにし、階段下にはガーデニンググッズをしまうための外部収納を確保しています。

2階の洋室と主寝室は、子供が大きくなったときに仕切って別々の部屋として使えるよう設計。

部屋干しをすることから脱衣洗面所は広めに確保し、外に干す際でもバルコニーと隣り合っているので便利です。

乾いた衣類はウォークインクローゼットにサッとしまえるのも嬉しい間取りではないでしょうか。

無駄のない動線とゆったりと過ごせる広々としたLDKが魅力的です。

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積水ハウスで建てて後悔しないためのポイント

高性能で暮らしやすい家づくりが叶う積水ハウスですが、中には建てて後悔したという意見もありました。

一生に一度といっても良い大事な家づくりで失敗しないためにも、以下3つのポイントには気を付けておく必要があります。

積水ハウスで家を建てた一部の人からは、「間取りの希望を伝えられなかった」「他のハウスメーカーとの比較が甘かった」という後悔ポイントが目立ちました

それぞれどのように注意しておくべきかをみていきましょう。

設計の自由度が低い場合もある点に注意する

積水ハウスは一から自由に設計できる反面、間取りについての希望をしっかり固めておかないと設計士から提案されるシンプルな間取りになってしまうことも。

設計の自由度の高さは家づくりにおいてとても魅力的なメリットです。

家事のしやすさ、子供やペットとの暮らしやすさなど、自分がこだわりたいポイントは事前にまとめておきましょう。

ハウスメーカーなどが公開している建築実例やSNSの家づくりアカウントを参考にしながら、理想の間取りや外観を決めることをおすすめします。

安易に仮契約を結ばない

たとえ仮契約だとしても、安易な気持ちで契約を結ぶのは控えてください。

積水ハウスで自分の理想の家づくりが実現可能であっても、別のハウスメーカーでも同じ家づくりの内容でコストを落とせる場合があります。

これは積水ハウスで家づくりを進めることに限った話ではありませんが、視野を広げてさまざまなメーカーからの意見を聞くことは非常に大切です。

思ってもいなかった魅力的な提案をされることもありますし、色々な担当と出会うことで、人柄を見極めることもできます。

機能性、デザイン、間取り、自由度、担当との相性など、全て納得した上で仮契約へ進むほうが、「こうすればよかった」と感じる後悔が少ないです。

他のハウスメーカーも比較検討する

積水ハウスでは実現できないことが他のハウスメーカーでは可能だった、という後悔は実際にあります。

後戻りできない段階で後悔しないためにも、いくつかのハウスメーカーで希望を伝えて見積もりを出してもらいましょう。

各社に家づくりの強みが存在するので、それぞれ比較していくと住宅に何を優先したいのかが明確になっていきます。

数社から話を聞くことで家づくりに対しての知識も豊富になっていきますし、同じ見積もり内容でもメーカーによっては安く建てられることも。

比較することで積水ハウスが本当に自分に合っているのかどうかを確認することができます。

これから長く住んでいく家ですので、焦って決定せずにゆっくり時間をかけて検討していきましょう。

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積水ハウスの代表的な住宅シリーズ

積水ハウスの代表的な住宅をみていきましょう。

人気がある住宅シリーズは以下の3種類です。

どのシリーズでも、積水ハウス独自の構法を採用することで、開放感のある自由な間取りと地震への強さを両立させています。

それぞれのシリーズの魅力に迫っていきましょう。

ISシリーズ｜鉄骨造2階建て

鉄骨造りの2階建て住宅であるIS（イズ）シリーズは、IS STAGE（イズ ステージ）とIS ROY＋E（イズ ロイエ）の2種類が存在します。

ISシリーズでは独自構造の「ダイナミックフレーム・システム」を採用しており、鉄骨造りの頑丈さにプラスして高い耐震性能を実現しています。

強固な構造であることから柱や間仕切りを必要とせず、大開口空間や1階と2階それぞれの間取りを自由に設計できる点が大きな魅力。

劣化に強く燃えにくい高い機能性とデザイン力を兼ね備えた、オリジナル外壁である「ダインコンクリート」の採用が可能で、外観の美しさもバッチリな住宅シリーズです。

IS STAGE（イズ ステージ）は積水ハウスの中でも最高ランクの商品であり、IS ROY＋E（イズ ロイエ）は人気の高い住宅。

2つの主な違いは外観であり、IS STAGE（イズ ステージ）の方が屋根の勾配がきつく全体的に高級感を感じられるような外観に仕上がっています。

シャーウッドシリーズ｜木造2階建て

鉄骨造りの住宅が有名な積水ハウスですが、木造住宅にも相当な力を入れています。

積水ハウスの木造住宅はシャーウッドシリーズと呼ばれており、シャーウッド構法を採用しているのが特徴的です。

シャーウッド構法とは簡単に言うと、柱で支える木造軸組み構造と、面で支えるモノコック構造の良いとこどりをしています。

強度が高く高品質な集成材を、独自開発の「メタルジョイント（MJ）」で接合することで、地震の揺れに弱い接合部分が強固に。

さらに基礎と柱を直接固定する「基礎ダイレクトジョイント」を採用することで、震度7相当の地震の揺れにも耐える木造住宅を実現しています。

さらに、シャーウッドシリーズでは積水ハウスオリジナル外壁である「ベルバーン」を選択することができ、デザイン性と機能性の高さから人気のある外壁です。

汚れや変形に強く高い耐火性と耐水性を備えていることから、少ないメンテナンスで長持ちするという魅力があります。

木造でありながら鉄骨造りに劣らない構造の強さと、ベルバーン外壁を採用した見た目の美しさが魅力的な住宅です。

平家の季・里楽｜鉄骨・木造の平家

積水ハウスの平屋は鉄骨造りの「平屋の季（とき）」と木造の「里楽（りらく）」の2種類。

平屋の季は「ダイナミックフレーム・システム」を、里楽にはシャーウッド構法がそれぞれ採用されており、住宅としての強度は抜群です。

階層がないのでコストを抑えられるという魅力があり、積水ハウスで予算を抑えた家づくりをしたい人におすすめです。

平屋住宅ならではの開放感で、ゆとりのある暮らしが実現できるでしょう。

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まとめ

まるで邸宅のような美しい外観、設計の自由度、地震に強い構法と開放感のある間取りが魅力的な積水ハウス。

大手ハウスメーカーであることから、商品によっては坪単価が100万円を超えることもあります。

しかしながら商品によっては坪単価55万円からの家づくりも可能です。

まずは積水ハウスの展示場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。