そこに坂があるから走る!

地図会社のランナーが、坂道のキツさが一目でわかる地図「サカミチズ」を作ってみた

サカミチズ メインイメージ

坂道って嬉しいの!?


「坂道ダッシュ」ってありましたよね。学生時代の部活で延々と走らされたアレです。急な坂を見ると、今でも部活をしていた当時の地獄のトレーニングメニューを思い出し、思わず足がすくんでしまいます。

しかしランナーの方々にとって、坂のとらえ方は違うらしいのです。大人になってまで、むしろトレーニングの為に坂道を探し求めており、見つかった時には喜んで走り始めるとか、始めないとか。

にわかには信じがたい感覚ですが、サカミチズは、そんな坂道でのトレーニングを必要とする、熱い社員ランナーの思いから生まれました。

今回は、なぜサカミチズを作ろうと思ったのかを、企画した社員ランナーにインタビュー形式で聞いてみます。

企画者へのインタビュー
企画した社員ランナーOさん

サカミチズを作るきっかけ

Q
サカミチズは、坂道でのトレーニングがしたくて生まれた機能だとか。まず、ランナーの方がなぜ坂道でトレーニングをする必要があるのでしょうか。

A私は普段、会社でデスクワークをしていますが、趣味はランニングで、走れるときは毎日走りたいんです。仕事もあるので、さすがに毎日は無理ですが、土日も入れて週5は走るようにしています。なぜそんなに走るのかというと、定期的に各地のマラソン大会に出るのが楽しみで。出るからには前回の自分のタイムを更新できるように、目標を持って、常日頃から走れる体力をランニングで作っています。

実際のレースでは距離が長くなるほど坂道によるアップダウンがあり、平坦な場所をずっと走っていてもトレーニングにはなりません。だから坂道でのトレーニングが必要になるんです。

居住エリアにもよりますが、私の場合、自宅周辺に坂が少ないので、もともと坂道を探したいニーズが強かったのだと思います(笑)。坂道の場所って地図を見てもどこにあるのかよく分かりませんよね。私のように、トレーニングのために坂道を求めているランナーはきっと沢山いるのではないか。そんな思いから坂道の場所と勾配が分かる地図を作成してみようと思いました。

サカミチズの特徴

Q
サカミチズはランナーの坂道トレーニングに便利な地図という事ですね。どのような特徴があるのかを教えてください。

Aサカミチズの特徴は、坂道の場所と勾配(坂の傾きの大きさや度合い)が一目で分かる事です。勾配率は5段階で色分けし、矢印が上り方向を示しています。

地図で見てみると、急な坂が集まっている場所、平坦な場所、がすぐに分かって面白いですよ。

長崎の坂の画像
サカミチズで表示した坂の多い場所

私は週5ペースで走るので、例えば仕事で出張へ行っている時や、旅行中でも、少しでも時間があれば走りたくなります。もちろんランニングシューズはいつも持参です。ただ、新しい場所で走るときに、地図を見ても「このルートってどれくらいキツいのだろう?」がすぐ分からない点に不満がありました。距離はルートを引けばある程度は分かりますが、道の勾配は、普通の地図を見ただけでは分かりません。

せっかく自社には、日本全国の勾配データがあるのだから※1、誰でも全国の地図を見る事が出来る「MapFan」サイトで、坂の場所と、坂の「キツさ」「上り方向」が一目でわかるようにしたい。きっと全国の坂道を求めるランナーに刺さるはずだ、と思って作ってみました。

※1:ジオテクノロジーズ社では、日本全国を走行調査(総走行距離756万km)して独自に収集した道路の勾配データと、全国約203万kmの道路ネットワークデータを整備し保有しています。

サカミチズを使った体験談

Q
実際にサカミチズが出来てから、どのように使ってみたのか、実例があればぜひ教えてください。
Aまず、旅行中に宿の周りを走りたくなった時に使いました。
宿の周辺をサカミチズで見てみると、ちょうどよい坂道があって、これは走るしかないと。海の近くの宿だったのですが、港に向かってまず下り、海を眺めて一休みしてから、元の道を登って戻るルートで走りました。早朝で誰も人がおらず、熊が出そうでちょっと怖かったので、音楽をかけながら走ったのも良い思い出です。
岩手県宮古市ランニング
実際に早朝ランニングをした岩手県宮古市

他には、マラソン大会のコース表とサカミチズを見比べながら、どのあたりで、どの程度キツい坂がくるのかをイメージするのにも役立ちました。
マラソン大会では、通常、コースと一緒に、高低図が事前に公開されます。
今までは、コースに書かれている何km地点という文字と、高低図に書かれている距離を照らし合わせて、坂道がどのあたりにくるのかを把握していました。

でも、サカミチズでは地図を見ると、坂の勾配率と向きが表示されているので、コース全体のアップダウンを具体的な場所と一緒に把握する事がぐっと楽になりました。マラソン大会のコース案内図にサカミチズを入れることが出来れば、かなり便利になるな、と思っています。

岩手マラソン
マラソン大会を走った後の感想:ピン付近の赤い箇所の坂道はきつかった。
イメージ写真

健康意識の高まりからランニングをする人やマラソン人口は増え続けていると言われています。サカミチズは、ランナーとの相性がぴったりな地図である事が分かりました。誰でも無料で使えるので、ぜひ坂道トレーニングを必要とするランナーの皆さまに気軽に使って欲しいですね!