
バーチャルオフィスの「GMOオフィスサポート」は、GMOインターネットグループが運営するバーチャルオフィスです。プランの内容や料金など、サービスの概要を紹介します。契約できる施設情報や、契約するメリット・デメリットについても確認しましょう。
目次
GMOオフィスサポートのプラン内容
GMOオフィスサポートのバーチャルオフィスサービスは、複数のプランや月額料金から選択できます。自分に合ったプランを選べるのが魅力です。まずは基本的なプラン内容や料金、オプションサービスを紹介します。
月額660円からレンタル可能
GMOオフィスサポートでは、月660円(税込)からバーチャルオフィスを利用できます。郵便転送のない住所貸しのみのプランなら、都心部の住所を格安で使えるのが魅力です。
特定商取引法に基づいたネットショップへの住所表記や、名刺に記載する住所として利用したい場合に役立ちます。自宅の住所を公開せずに、信頼性の高い住所を利用したい人におすすめです。
実際にオフィスをレンタルするためには、多額の費用がかかります。低コストでレンタルできるバーチャルオフィスを探しているのであれば、GMOオフィスサポートの利用を検討しましょう。
基本のプランは4種類
GMOオフィスサポートでは、郵便転送の頻度によって以下のように料金が変わります。状況に合ったプランを選べば、無駄なコストをかけずに郵便の受取が可能です。
オフィスで郵便物を受け取れる「郵便物来店受取サービス」を活用すれば、郵送費の実費が必要ありません。転送の場合も、郵便物の合計が150g以内に収まれば、基本的に無料で転送してもらえます。150gを超える分は追加料金がかかるため、来店受け取りを活用するのがおすすめです。
重要な郵便物がバーチャルオフィスにほとんど届かない場合は、転送の頻度が低いプランを選べば、毎月のコストを削減できます。オプションサービスや銀行紹介の可否についても確認した上で、プランを選択しましょう。
オプションサービスも豊富
GMOオフィスサポートには、オプションサービスがあります。主なオプションは、オフィスに届いた郵便物を写真で知らせる「写真でお知らせ」や、写真でお知らせサービスを利用している人限定の「即時転送サービス」です。
基本プランに追加して利用できる有料オプションサービスの料金や詳細は、以下の通りです。
オプション名 | 料金(税込) | |
郵便物転送サービス | 速達、書留転送 | 660円/通 |
不在票通知 | 220円/回 | |
オプションサービス | 写真でお知らせ | 1,100円/月 |
即時転送 | 550円/通 | |
破棄指示 | 無料 | |
宛名(屋号等)の追加(※1つ目までは無料) | 1,650円/月 |
ビジネス支援サービスの特徴と内容
そのほかに、全プランで利用できる「ビジネス支援サービス」では、以下のような特典・サービスを提供しています。無料・割引価格で利用できるサービスが多いため、もともと利用しようと考えていたサービスがあればお得です。
無料で利用できるサービス | 銀行口座開設申込・事業計画書フォーマット提供・ビジネスクレジットカード作成(年会費は必要) |
割引・特典ありで利用できる外部ツール | Money Forwardクラウド会計・Freee会計・GMOサイン・お名前.com・03plus |
その他紹介・案内サービス(割引・特典あり) | ワークスペース割引・税理士事務所の紹介・印鑑セットの提供・法人設立代行・名刺の提供 |
GMOオフィスサポートを利用する流れ
GMOオフィスサポートの利用を考えている場合、どうやって申し込めばよいのでしょうか?申し込みから利用までの流れや、必要書類を解説します。
公式サイトから申し込み
GMOオフィスサポートを利用するには、公式サイトの申し込みフォームから申し込みます。メールアドレスの登録とパスワード設定を終えると、フォームから手続きが可能です。
その際、以下のうち、いずれか1点の書類提出が求められます。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 運転経歴証明書
- 住基台帳カード
- 特別永住者証明書
- 健康保険証
申し込み手続きの前に、本人確認書類を準備しておきましょう。個人の場合は申込者本人、法人の場合は代表者の書類が必要です。
クレジットカードを登録
GMOオフィスサポートの利用には、クレジットカードまたはデビットカードが必要です。申し込みの際にクレジットカードを登録し、1年分の料金を一括で前払いします。
金額が確定できないオプション利用料など、一部のサービスは利用後に自動引き落としです。
現金払いや銀行振込には対応していないため、申し込みの前にクレジットカードまたはデビットカードを準備しておきましょう。申込者または代表者本人名義のカードが必要になります。
審査に通過すれば利用開始
申し込み手続き後、GMOオフィスサポートによる審査が行われます。最短で即日完了するため、難しい手続きはありません。問題がなければ、すぐに申し込み手続き完了の連絡があるでしょう。
GMOオフィスサポートの規約には、業種や利用目的による制限は設けられていませんが、法令違反や公序良俗に反する行為、反社会的勢力との関係など、犯罪行為にかかわる内容は禁止されています。
一般的な事業目的・個人利用であれば、審査について過度に心配する必要はありません。
GMOオフィスサポートの各施設を紹介
GMOオフィスサポートには12の拠点があります。関東・東海・関西・九州と、全国各地に拠点があるのが特徴です。各施設の住所と郵便物来店受取の利用の可否を紹介します。
関東のバーチャルオフィス
関東には東京都内5拠点に加えて、横浜にもオフィスがあります。利用したい住所に合わせて選択できるでしょう。
郵便物来店受取に対応する渋谷オフィスは、渋谷駅から徒歩3分という便利な場所にあります。東京都近郊の在住であれば、アクセスには困らないでしょう。
オフィス名 | 登記住所 | 郵便物来店受取の可否 | 店舗ページ |
渋谷オフィス | 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号
渋谷道玄坂東急ビル2F-C |
可 | 詳しく見る |
新宿オフィス | 東京都新宿区西新宿3丁目3番13号
西新宿水間ビル2F |
渋谷店で受取可 | 詳しく見る |
銀座オフィス | 東京都中央区銀座1丁目12番4号
N&EBLD.6F |
渋谷店で受取可 | 詳しく見る |
青山オフィス | 東京都港区南青山3丁目1番36号
青山丸竹ビル6F |
渋谷店で受取可 | 詳しく見る |
秋葉原オフィス | 東京都千代田区神田和泉町1番地6-16
ヤマトビル405 |
渋谷店で受取可 | 詳しく見る |
横浜オフィス | 神奈川県横浜市西区浅間町1丁目4番3号
ウィザードビル402 |
渋谷店で受取可 | 詳しく見る |
※2023年6月時点
東海・関西・九州のバーチャルオフィス
GMOオフィスサポートは、名古屋・大阪・京都・神戸・福岡にも拠点があります。2拠点目の準備や該当する地域での活動を考えている場合におすすめです。
地方都市の住所で契約する場合は、郵便物来店受取の可否に注意しましょう。大阪梅田オフィスでは、手渡しでの郵便受取が可能です。京都や神戸のオフィスを契約している場合も、大阪梅田オフィスでの手渡しに対応しています。
名古屋・福岡博多・福岡天神では、手渡しでの郵便受取はできません。地方の住所で郵便物の受取をスムーズに行いたい場合は、郵便の転送頻度を上げるか、オプションサービスの利用を検討しましょう。
オフィス名 | 登記住所 | 郵便物来店受取の可否 | 店舗ページ |
名古屋オフィス | 愛知県名古屋市中村区名駅4
丁目24番5号 第2森ビル401 |
不可 | 詳しく見る |
大阪・梅田オフィス | 大阪府大阪市北区梅田1丁目2番2号
大阪駅前第2ビル12-12 |
可 | 詳しく見る |
京都オフィス | 京都府京都市下京区七条通油小路東入大黒町227番地 第2キョートビル402 | 大阪・梅田オフィスで受取可 | 詳しく見る |
神戸オフィス | 兵庫県神戸市中央区磯辺通1丁目1番18号
カサベラ国際プラザビル707 |
大阪・梅田オフィスで受取可 | 詳しく見る |
福岡・博多オフィス | 福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目23番1号 ParkFront博多駅前1丁目5F-B | 不可 | 詳しく見る |
福岡・天神オフィス | 福岡県福岡市中央区天神2丁目2番12号
T&Jビルディング7F |
不可 | 詳しく見る |
※2023年6月時点
GMOオフィスサポートを選ぶメリット
GMOオフィスサポートでバーチャルオフィスを契約するメリットは、何があるのでしょうか?他社との違いや、プランの特徴を解説します。
ビジネス向け口座をスムーズに開設できる
GMOオフィスサポートでは、グループ会社の「GMOあおぞらネット銀行」の口座開設をサポートしています。法人用口座と個人事業主用口座、どちらの口座開設も対象です。
GMOの会員情報と連携し、スムーズに口座開設できます。開業にあたって、法人口座を開設しようと考えている人におすすめです。
口座開設の際は、銀行側の審査があります。会員なら誰でも開設できるわけではありませんが、面倒な申し込み手続きが簡素化できるところが魅力です。
なお、すでに個人口座を開設している場合、マイページの「法人契約に切り替えボタン」から法人口座の切り替え申請を行えます。
新規契約特典あり
GMOオフィスサポートに新規で契約すると、「初年度基本料金3ヶ月分無料プログラム」が適用されます。(2023年2月時点)
基本サービス利用料の3カ月分が割引されるキャンペーンです。4種類のプランの中からいずれのプランを選んでも、割引が適用されます。
例えば、週1転送プランで計算すると、基本料金2,750円(税込・月額換算時)が3カ月分割引されます。年間契約料金が、8,250円(税込)お得になる計算です。
プログラム適用には、公式サイトトップページの「お申し込みはこちら」から契約手続きを進めます。お得なキャンペーンの開催中に、バーチャルオフィスを利用してみましょう。
入会金やデポジット不要
GMOオフィスサポートは、契約時の初期費用がかかりません。入会金やデポジットに余計なお金をかけることなく、契約できます。
バーチャルオフィスには初期費用を設けているところが多く、契約時に予想以上のお金がかかるケースも少なくありません。
毎月のプラン料金とオプション利用料だけを計算しておけばよく、複雑さがないのが魅力です。
ただし、料金の支払いは原則年払いとなっており、1年以上継続してバーチャルオフィスを使う人に向いています。
GMOオフィスサポートのデメリット
利用目的によっては、GMOオフィスサポートが向いていないケースもあります。サービスの特徴を理解して、申し込みを決めましょう。主なデメリットを紹介します。
最安プランは住所レンタルのみ
バーチャルオフィスのメリットは、登記や郵便の受取に対応しているところです。しかし、GMOオフィスサポートの「転送なしプラン」は、法人登記や郵便受取ができません。
あくまでも、住所利用のみを考えている人向けのプランです。GMOオフィスサポートには電話対応やFAX転送もなく、最安プランで利用できるのは住所とビジネス支援サービスのみです。
個人的な使用であれば大きな問題はありませんが、本格的に事業用住所として使う場合はある程度のコストがかかると考えておきましょう。
利用できる住所が限られる
GMOオフィスサポートの拠点数はやや少なく、都内5カ所と主要都市に限られます。それ以外の地域や、特定の住所を使いたい場合には不便です。利用したい住所がなければ、契約は難しいでしょう。
拠点が少ないと、他の事業者と住所が被るリスクも増えます。似たような事業を営んでいる場合、住所が被ると問題が出てくるかもしれません。同じ事業者と勘違いされる可能性や、顧客に怪しまれるリスクもあります。
利用したい住所が見つからないのであれば、拠点が多いバーチャルオフィスを検討するのもよいでしょう。
GMOオフィスサポートに関するQ&A
GMOオフィスサポートの契約を考えている場合、気になる疑問もいくつかあるはずです。Q&A方式で紹介します。バーチャルオフィスを契約する前に、疑問を解消しておきましょう。
個人と法人で違いはある?
GMOオフィスサポートは、個人でも法人でも利用できます。契約前に、どちらで申し込むか検討しておきましょう。
個人申し込みと法人申し込みの主な違いは、申込書類や利用できるプランです。個人での申し込みの場合は、申込者の本人確認書類を提出します。法人の場合は代表者の本人確認書類が必要になるため、会社の代表者が申し込みを済ませる方がスムーズです。
また、法人が申し込む場合は、転送なしプランが利用できないため注意しましょう。バーチャルオフィスのレンタル後に法人設立を考えているのであれば、個人で申し込んだ後に切り替え手続きを行います。
対応している支払い方法は?
月額料金やオプション料金は、クレジットカードで支払います。デビットカードも利用が可能です。
契約にあたって、クレジットカードかデビットカードを準備しておきましょう。法人が申し込む場合は、社用のクレジットカード作成を考えておくと経費の確認がスムーズです。
GMOオフィスサポートのビジネス支援サービスには、ビジネス向けのクレジットカード作成のサポートもあります。セゾンカードと三井住友カードから選択が可能です。
郵便の受取についての注意点は?
バーチャルオフィスに届いた郵便を転送や手渡しで受け取る場合、いくつか注意点があります。オフィスでの手渡し受取は、事前の予約が必要です。
受け取りに行く前に、公式サイトの「お問い合わせフォーム」から来店希望日時を入力して予約しましょう。当日は、契約者または代表者のみが郵送物を受け取れます。
なお、転送なしプランの契約者は、有料での転送や手渡し受取もできません。郵便物が届いてしまった場合は、バーチャルオフィスから連絡が入ります。プラン切り替えをしない場合は郵便物が破棄されるため、受け取るにはプランのアップグレードが必要です。
GMOオフィスサポートの評判・口コミ
GMOオフィスサポートを利用している人は、どのようにサービスを評価しているのでしょうか?具体的な口コミを紹介します。良い口コミ、悪い口コミ、どちらも確認しましょう。
良い口コミ
GMOオフィスサポートの郵便物転送のサービスがだんだん良くなって来てる。ありがたい。
— Hiro@ラムダコード (@hiro_4455) January 27, 2023
格安のバーチャルオフィスに申し込んだらぜんぜん返事が返ってこないので、GMOオフィスサポートに申し込んだら一日で本人確認&審査終わった!
これで開業届出せるぜ!— コレステロール・D・きったん@マジシャン (@kittanradio) April 27, 2023
バーチャルオフィスのGMOオフィスサポートを利用しており初めて設立住所に伺いましたが、親切丁寧に様々な対応をやっていただいて、非常に良かったです。また自社サービスを選んだ理由なども聞いていただきましたが、サービス改善も積極的に行っている様子で、素晴らしでしたhttps://t.co/0LURso4vRD
— Yuta Kikuchi@新しい健康意識定着サービス「Do」運営代表 (@yutakikuchi_) August 26, 2022
とりあえず、GMOオフィスサポート(月980円)+クラコール(月1180円)、GMOあおぞらネット銀行(事業計画提出)で会社住所と会社電話番号と法人口座手に入ったので、これからちっちゃい事業起こす人のために共有しとく。
多分かなり安めに揃えられたと思う。— とりうみ (@t0riumi) September 28, 2022
悪い口コミ
- 1年分の前払いをしなければならないので、やや使い勝手が悪い
- クレジットカード登録をするのは、審査通過後にして欲しい
- 審査通過までの時間が短かったので、細かい審査をしているのか少し不安になった
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まとめ
GMOオフィスサポートは、月額660円(税込)から契約できる格安のバーチャルオフィスです。ネットショップ運営やクリエイターなど、ビジネスで利用できる住所が欲しいケースで役立ちます。
郵便転送付きのプランなら郵便・荷物が定期的に転送され、事務所のように利用が可能です。
ビジネス向けの口座開設サポートを含む「ビジネス支援サービス」も利用でき、開業したばかりの事業主をサポートしてくれます。バーチャルオフィスを探しているなら、検討してみましょう。